山梨大学・国際医療福祉大学合同記念シンポジウム ~大学におけるこれからの胚培養士育成の在り方~を開催
2025年3月7日 トピックス
令和7年2月8日(土)、大村智記念学術館において、本学は国際医療福祉大学と合同で、「大学におけるこれからの胚培養士※1育成の在り方」と題したシンポジウムを開催し、生殖医療に携わる医師、胚培養士、研究者、企業、胚培養士の育成を行っている大学関係者、学生など、会場とオンライン合わせて約210名が参加しました。
本学は、令和6年5月から国際医療福祉大学※2と相互の教育資源を生かした単位互換等での連携を開始するなど、より一層充実した胚培養士育成に向けた教育体制の強化を図っており、本シンポジウムは、両大学の連携を記念して開催したものです。
シンポジウムの第一部では、「胚培養士の現状と将来に向けた課題」について、関係者によるビデオメッセージに続き、堤 治国際医療福祉大学大学院教授が「日本の生殖医療の現状と問題点」について、吉野修医学域教授が「日本の未来、山梨の未来を見据えた診療、教育の在り方」について、それぞれ講演しました。
第二部では、「各大学における胚培養士育成の取組みと課題」について、胚培養士育成に取り組む岡山大学・近畿大学・国際医療福祉大学・北里大学・山梨大学の代表者がそれぞれ講演し、大学における胚培養士育成について学ぶ有意義な機会となりました。
(※1)胚培養士…不妊治療に携わる医療系技術職。生殖補助技術を専門とし、医師の指導のもと、体外に取り出された配偶子(精子・卵子)や受精卵(胚)を取扱い、体外受精や顕微授精、胚の培養、凍結保存などを実施する。
(※2)国際医療福祉大学…平成 17 年に日本で初めて胚培養士育成のための大学院修士課程を開設するなど、生殖医療分野における多くの教育研究実績を有する。
- シンポジウムの様子