教職学協働AI支援システム開発プロジェクト成果発表会を開催
令和7年1月30日(木)、大村智記念学術館において、大学教育・DX推進センター主催AI支援システム開発プロジェクト成果発表会を開催しました。
本プロジェクトは、本学教育統括機構大学教育・DX推進センターが主体となり、学生の個別最適な学びを推進することを目的に、様々な生成AI学習支援サービスを企画・構築・導入・運用することを目指した取り組みで、学生と教員が協働で生成AIを活用したアプリ開発を行いました。
本プロジェクトには18名の学生(工学部14名、生命環境学部3名、医学部1名)と、18名の教員(工学域7名、医学域5名、教育学域3名、生命環境学域3名)が参画し、学生の個別最適な学びを推進するためにどのようなAI支援システムが必要なのかアイデアを出し合ったのち、出されたアイデアをもとに2ヶ月間という短期間で6つのアプリ開発を進めました。
成果発表会ではまず、中村和彦学長(塙雅典副学長代読)が挨拶を述べ、その後、本プロジェクトを企画・運営した赤池美紀大学教育・DX推進センター特任助教と技術的支援者のレオチーシャン工学域助教がプロジェクト全体の振り返りや各アプリの技術的課題と学生の取り組みの様子について説明しました。
続いて、学生がアプリ開発を試みた6つのアプリについて、開発において困難であったことや、やり遂げたこと、今後の課題について報告しました。
さらに、アプリ開発における単体テストを完了した4つのアプリに対して、17名の教員によるユーザ―テストの結果を報告しました。担当教員は、今後は、とことん「山梨大学の資源(情報)」にこだわり、本学の学生の個別最適な学習を支援する教育アプリの実装を目指して検討を進めていく必要があることを報告しました。また、2名の学生がプロジェクト参加学生にアンケートを実施し、学生目線でプロジェクトに対する評価を行った結果を報告しました。
最後に、塙雅典大学教育・DX推進センター長が「生成AIを活用して学生と教員が一緒になってものづくりをするのは大学として初めての試みでした。学生の皆さんが何を求めているのか、方向性がよくわかるようなアプリとなっていました」と講評を述べました。
本学では、今後、学生と教員が協力して取り組むことで得られた知見や成果を活かし、学生の個別最適な学びや教育DXの推進に向けた取り組みを進めていきます。
- 参画した学生たち
- 発表会の様子