第2回大村記念微生物資源研究フロウティラシンポジウム「天然化合物の新展開-RNAを標的とする創薬の可能性」を開催
令和6年12月4日(水)、大村智記念学術館において、第2回大村記念微生物資源研究フロウティラシンポジウム「天然化合物の新展開-RNAを標的とする創薬の可能性」を開催しました。
まず、黒澤 尋理事(地域人材養成担当)が開会の挨拶を述べた後、大村記念微生物資源研究フロウティラ(※)の特別顧問である大村 智本学特別栄誉博士がフロウティラへの期待の言葉を述べました。
その後行われた講演会には、本学関係者・学生、北里大学をはじめとする学外研究者等多数が参加し、天然化合物の新展開・創薬という視点から最新の研究を学ぶ有意義な機会となりました。
当日行われた講演は、以下の通りです。
第1部(座長)花木秀明 本学客員教授、フロウティラチーフアドバイザー
基調講演:平井敬二 本学客員教授、北里研究所・北里大学客員教授
「新規抗菌薬開発の現状と今後の展望」
招待講演:中森雅之 山口大学医学系研究科臨床神経学講座教授
「筋強直性ジストロフィーのRNA標的創薬」
第2部(座長)早川正幸山梨県立大学理事長・学長
講演:山村英樹 本学生命環境学域教授
「放線菌の多様な表現型を生かした創薬基盤技術の構築に向けて」
講演:稲橋佑起 大村智記念研究所・北里大学准教授
「ゲノム情報から見た新規天然物探索源としての希少放線菌」
※「大村記念微生物資源研究フロウティラ」は、微生物資源を活用した創薬研究を行い人類の健康・福祉に貢献することを目的とし、北里大学との連携のもと、学術の発展と人材育成に貢献する組織を目指しています。(本年4月開設)
フロウティラ(Flotilla)とは、英語で「小艦隊」という意味ですが、「行動を共にする集団」という意味もあります。本学では、一つの目的のために結集した研究者の集団(研究ユニット)をフロウティラと呼んでいます。