第17回学長招待特別講演会を開催
2019年2月22日 トピックス
2019年2月20日(水)、大村記念ホールにおいて、第17回学長招待特別講演会を開催しました。今回は、船守美穂 国立情報学研究所准教授及び渡邉匡一 信州大学副学長(学術情報担当)・附属図書館長をお招きし、近年の学術界における電子ジャーナル(電子化された学術雑誌)の動向についてご講演いただきました。
船守准教授は「電子ジャーナル問題の新局面―SubscriptionからSubmissionモデルへの転換が要求する新たな課題」と題し、近年の電子ジャーナルの価格高騰が論文執筆・投稿の障害になっている現状に対して、論文のオープンアクセス化を推進するとともに、論文出版料への補助体制やデジタル時代に相応しい学術基盤の構築が必要と述べました。
渡邉副学長は「研究者の手に研究を取り戻す」と題し、電子ジャーナルやオープンアクセスに関する学内の諸課題解決に向け、検討部会を設け、全国規模の組織・研究機関等と連携し、学術情報流通基盤の改革などに取り組んできたことを紹介しました。