平成30年度「山梨高大接続に関する研究会」を4回にわたり開催
2018年11月27日 トピックス
本学アドミッションセンターでは、高等教育・大学教育・大学入学者選抜の一体的改革の在り方を検討するため、山梨県内高等学校と連携し、県教育委員会との共催で「山梨高大接続に関する研究会」を昨年度より開催しており、平成30年度は4回開催しました。
第1回(5月17日)では、同研究会における昨年度の取組実績を基に、今年度研究する課題や、全国的な入試改革の現状について議論しました。
第2回(6月21日)では、森本康彦 東京学芸大学教授をお招きし、ポートフォリオとその評価についてご講演いただきました。ポートフォリオとは、生徒たちが学習成果として残したレポート・試験用紙、活動の様子を残した動画・写真などをファイルに入れて保存する評価方法のことで、森本教授は「学びの成果の可視化により、分析や振り返りが容易となる」として、その特徴を分かりやすく解説しました。
第3回(9月13日)では、本年8月に本学が発表した「2020年度以降の入学者選抜の基本方針」を基に、新しく導入される大学入学共通テストや多面的・総合的な評価のあり方について、各学部ごとに県内高校教員と意見交換を行いました。
第4回(10月25日)では、鳥取大学・信州大学・山梨県立大学が、自らの取組や入試改革の検討状況について報告し、本学の新入試制度設計を考える機会となりました。
本研究会は研究活動普及のため原則公開制とし、県内外の41高校及び5大学から延べ約250名が参加するなど、大規模な研究会となりました。同センターでは来年度も、県全体の高校教育の発展に資する活動を展開してまいります。