日本実験力学会「2018年度年次講演会」を開催

2018年9月7日 トピックス

 平成30年8月27日(月)~29日(水)、甲府キャンパスにおいて、日本実験力学会主催・本学共催・山梨県後援により、同学会2018年度年次講演会を開催しました。

 同学会は、実験力学分野における学術・技芸の目覚ましい進歩・発展に呼応してその対象分野を拡大し、新進の研究者を糾合するべく学会の体勢を新しく構築・整備するよう努めています。また、学会の拡充を通して斯界の学術・技芸の発展と各種産業への応用に貢献することを主旨としています。

 このうち、一般公開された「医工シンポジウム」では、本学教員10名以上が登壇し、本学・山梨県共催で開講中の「医療機器設計開発人材養成講座」に代表される医工連携事業に関する教育講演を行いました。教員らはそれぞれの専門的見地から、医学・工学の更なる連携を進め、より質の高い医療機器を開発していくべきだと訴えました。

 また、「市民公開講座」では、中井清人 厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課長をお招きし、「我が国の医療機器の開発と規制~我が国発の革新的医療機器創生を目指して~」と題してご講演いただきました。

 この他、同学会主催の国際会議「ISEM2018」として高校生・高専生によるポスター発表会、ワイン科学研究センターの見学会、大村智記念学術館の展示及び最新式の地中熱ヒートポンプシステムを導入した空調設備の見学会などを開催し、各会場では参加者が高い関心を示していました。また28日(火)夜の懇親会では、島田眞路学長が歓迎の挨拶を行い、更なる学会の発展に期待を寄せました。

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