ワイン科学研究センター主催「国際ブドウ・ワインセミナー」を開催
2018年8月7日 トピックス
平成30年7月20日(金)、大村智記念学術館大村記念ホールにおいて、ワイン科学研究センター主催「国際ブドウ・ワインセミナー」を開催し、学生・教職員等約150名が参加しました。
今回は、フランス・ボルドー大学ワイン醸造学部のジル・ド・ルベル教授をお招きし、「非ビニフェラ系ハイブリットに対するフランスの関心~今後のブドウ栽培への最新の挑戦」と題しご講演いただきました。
ルベル教授は、温暖化の進行に伴い、フランスでもブドウの病気が増えているとし、使用する農薬を減らすためにも、耐病性の高い新しい品種の作出が重要な課題となっていると述べ、「これまでのヨーロッパのブドウ(Vitis vinifera)以外の品種も遺伝資源として導入し、病気に強く、ワインもおいしい品種を作る必要がある。このために日本も含め世界が協力できると良い」と、フランスの現状と当該研究の必要性について解説しました。